鯛ラバの死角を意識する

2017年6月20日

鯛ラバの死角を意識しながら巻く

鯛ラバの死角を理解する

鯛ラバは鯛のエサとなる生き物です。釣れる鯛ラバは(笑)

鯛がエサを見つけたら追いまわして食う、と思ったら大間違いです。
ほとんどの時間は近くにエサが通っても素通りで無視です。

なぜ解るかというと実際に何度も釣りながら確かめてます。
条件が合わないエサは完全に無視してます。深場は別ですが。

前の記事でも書いてますが、ここにも図を書いておきます。

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鯛とエサの小魚のスピードはそれほど大きく変わりません。
絶対的なスピードは鯛が上だとしても、相手は非常に小回りが利きます。

以前も書きましたが鯛の関節は青物のように可動範囲が広くありません。
体高もあるのでスピードを保ったままの方向転換は得意ではないはずです。

急ブレーキをかけての反転はできるでしょうが、右に左に追い回すのは無理がでます。
大型になればなるほど、その傾向が強くなります。

ブリにしても同じ傾向になります。 小型ほど追い回すのが得意でしょう。
大型のブリやメジロクラスになると食べ方も変わります。
どちらかというと下記に書いてある鯛の食べ方と似るようになります。

獲物を追う動物は単独行動なら捕食するときのパターンは幾つかあります。

1.待ち伏せ
2.隠れながら忍び寄る
3.見えない位置から忍び寄る

1は動かない鳥のハシビロコウが典型的ですね。
2のサバンナのネコ科の動物とかがこれをしてますね。
単独の行動の捕食者なので、群れで狩りをするライオンとかは別です。

3は鯛のほとんどはこれだと思ってます。もちろん「鯛ラバの難易度の差」に書いてある簡単な時は別です。
ただ2と3のタイプは見つかってしまうと狩りは成立しません。
チーターなどが相手に見つかってスゴスゴ帰っていったり
スタートに失敗したらすぐに追うのをやめて諦めるでしょう。

魚も同じで相手に見つかってる状態で無理やり追うことはしません。
追う状態もありますが、それはよほど恵まれてる状態です。時間は短いですね。
見つかっても捕まえやすい甲殻類とかは大丈夫でしょうけど小魚は無理です。
鯛ラバでそれらの鯛を狙ってるようでは良質の鯛は釣れません。

鯛ラバもスキだらけの獲物を演出すると追ってくることが多くなります。

そこで大事なのが鯛ラバの死角です。 相手の死角から鯛は追ってきます。
野生の動物が獲物を捕まえる時にほとんどの捕食者はこれを意識していると思います。

ネコが「だるまさんが転んだ」の遊びのように目線を合わすと動きが止まるのも理にかなってますね。 他にも熊から逃げる時に背中を見せて逃げてはいけないでしょう。
視線を向けていると襲われにくいとは言われてますね。

あれらの動物は確実に相手「目」を見ているでしょうね。
「それなら鯛ラバにも目玉を付ければいいじゃん」て思うかもしれませんが効果は疑問です。
陸上の動物にはズバリ「首が回る」、魚には首はなく「進行方向で目線が決まる」が大きな違いです。

サバンナでの捕食者が草むらに隠れながら相手に近づく時に、近づくタイミングは首の動きに合わせて動いてます。
エサを食ってる時や向こうを向いてる時ですね。

それに対して魚は目線を後ろ方向に向けようとすれば確実に方向が変わります。
ということは進行方向さえ意識すれば目を見る必要はないはずでしょう。
目玉の付いたジグを反対につけても平気で釣れます。

バランスの変わるジグではダメですが、動きが同じにできるなら試したこともありますが確実に釣れます。
ということは目玉は意味がないのでしょうね。
私もジグの自作をしていましたが、最終的には目玉無しで作ってました。

このことから「鯛ラバの死角」というのは「鯛ラバの有効範囲」とは似てるようで違う事が解ると思います。
死角は鯛ラバのセッティングによって左右されるものではなく、進行方向で決まります。

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先ほど書いたブリも、死角を上手く使ってこういう動きになってます。
だから軽めのジグで豪快にスライドさせながらジャークをするとヤズばかりが釣れるでしょう。
スライドさせるということは逃げているというのと、ジグの視野にブリが入ってしまいます。
重めのジグだったり、スライドさすことが出来ない女性や子供、不慣れな人がブリを釣ることがあるのは理由があるんですね。


ここまで書けばスロージギングが、何故あんなに動いている感じがないのに釣れるのかが解ると思います。

皆が食いが良いという時は追い回してる時だけのことが多いです。
今は遊漁ではしませんがタチウオも、その傾向が確実にあります。
経験の多い方は心当たりがある状況を体験したこともあると思います。
それを気付く人と気付かない人では大きく差が出るでしょう。
アンチョビがスローで釣れる状況や大型のタチに強いのも理由があります。

魚の死角は後ろと背中と真下。
鯛は後ろから狙ってきますが、タチウオは後ろももちろんですが得意なのは真下から狙う事です。
小魚は通常敵が居ない状態で回遊しているときは水平方向に泳いでますよね。 それを真下から狙い撃ちます。
だから立って泳いでいるのも納得できるでしょう。。
昼間のタチウオは時期にもよりますが基本底ベッタリが多いですね。
一番見つからない底にいて上を通るエサを見つけると襲いに行ってますね。

こういう時にアンチョビは強いですね。 でも普通のジグでも後ろの死角を上手く使える人は全然釣れます。
要は動かし方ですね。

だからアンチョビをバシバシとシャクッて釣るのはナンセンス。 そんなので釣れる状況なら普通のジグの方が楽に釣れます。 メチャ重たいですしね。

今でも遊びでタチウオに行ったりチャーターでたまに行ってますが、そういう時に確認済みです。
ただエサだけで釣れる時は確実にありますね。
これはどうしようもない感じです。

来島の鯛は匂いは関係無いと思ってますが、タチウオは間違いなくあるようです。
遥か彼方から匂いの通ったラインをだどって近寄ってきますね。
私も一人で色々試してみましたのでよくわかりました。
乗り合いで人数が増えればわかりにくいかもしれませんが、一人なら自分のエサしかないですからね。 数十メートル下から上がってきます。
勢いよく上がってくるならエサを見てるかもしれないと思うかもしれませんが、そんなスピードではないですね。
メチャゆっくりと、匂いを確認しながら上がってきてる気がします。

ジグで何とかなると信じて頑張ってみましたが、どうにもならない事もあるようです。(笑)
悔しいですが、その状況に人間が対応するのも技術です。
意地を張って対応する変化をしなければ進歩はないかもしれません。
でも信念を持ってその道を突き進んで新しい物を見つけれるかもしれませんから、どちらが正しいとは言えないでしょうね。

今、広まってきている鯛ラバのワームなどもそうかもしれませんね。 使わない主義も賛同できますし、より簡単に釣れるならと飛びつくのも良いでしょう。

両方使ってみてセッティングの違いを確認して、何が良くて何がいけないのか?
二つの違いから本当に大事な部分が見えてくるかもしれませんね。
ワームを使う人がまだまだ少ないので詳しくはわかりませんが
シリコンネクタイでも同等に釣れる時とワームが強い状況がある気がします。
はっきりと確認できれば出せると思いますが、まだまだ時間はかかりそうですが。
あまりワームを使う人がいませんからね。

ザックリ言うとワームの方がセッティングが楽。釣れる幅が広くなります。
ただシリコンネクタイでもセッティング次第で大丈夫だとは思ってます、今は。

ディープの場合は針絡みが少ないのは確実なアドバンテージでしょう。
回収して確認の難しい水深で暫く釣ってて、皆が釣れてるのに自分だけ釣れない。
回収してみるとネクタイが針に刺さってる・・・せっかくの大切な時間にこんな無駄はありません。

話はそれましたが、小魚をエサにしてる魚はほとんどの場合は死角からの接近です。

他にも色々な釣りにも応用が利くと思うので、鯛ラバやジグに限らず
幅広くこのことを考えながら釣ると釣果は確実にアップすると思います。

例えばメバリングやアジングでも常夜灯の境目のどこに魚が居てどこを見てるか。
そこに死角を入れるには、どこからどのスピードで引くと狙える等を考えると良いでしょう。

「鯛ラバの有効範囲の角度」と「鯛ラバの死角」に鯛ラバが入っていないとダメな事は理解出来たと思います。
(見られても追ってくる簡単な状況の時は別です)

そしてもう一つ重要でメチャ難しいのは、死角に入ってない状態や有効範囲に入ってない状態の鯛ラバを鯛に見せてはいけません。

 


来島海峡の鯛ラバ(鯛カブラ)、ジギング船なら来島丸

Posted by kurushimamaru

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